第27回W.K.S.Pアカデミー前橋クラスレポート
アカデミーW.K.S.P アカデミーのコーチを務めます、みやっきーです!
この時期は人権月間、および人権週間に合わせてタカコーチがいろんな学校に行って人権についてのお話をしてくれます。
タカはデフラグビープレーヤーでもあり、耳からの情報ではなく目からの情報を頼りにプレーをしております。
話す⇄聞く以外のコミュニケーションを講話の中で話してくれるのですが、いつも講話を聞くたびにコミュニケーションの奥深さや大切さを知ることが出来ます。
『百聞は一見にしかず』と言いますが、自分の目で見たものは自分にとっての真実であり、大事な情報です。
ラグビーにおいても自分の目の前の状況と、隣の仲間が見た状況とでは捉え方や感じ方が違います。
なぜならば自分のプレーの特徴によってその状況をどう判断するかが変わるからです。
例えばアタック2人、ディフェンス1人の状況ではアタック有利という見方が大半でしょうが、この有利性をどう活かすかはアタック2人のキャラクターによって様々なパターンがあります。
とはいえアタックの2人がそれぞれ勝手な事をするとミスが起きてしまいます。
そうならない様に、自分の想いを伝えるコミュニケーションが重要で、それを我々は話す⇄聞くという方法を使います。
いろんなプレーを試すことは大歓迎です。
でもそこには自分勝手なプレーではなく、仲間とのコミュニケーション(意思疎通)を大切にチャレンジして欲しいと思います。
さて、本日のレポートです。
■ペアキャッチ
2人組になって背中合わせでボールを手渡しします。
腰をツイストしたり前屈&後屈したりと身体の可動域をフルに使ってボールを手渡しし、他のペアと競います。
良くあるゲームですが、簡単なルールやシンプルな動きを練習はじめに導入することで練習のスタートに勢いをつけてくれるのでオススメですよ。
ペア同士の息を合わせることも重要ですしね。
また、この時期は非常に寒いのでなるべく身体を温める動作も取り入れるようにしております。
■アクセルキャッチ
先週のイメージがしっかりと残ってましたので、本日はさらにアクセルキャッチしながらディフェンスとの1 v 1に拘ってもらいました。
タッチラインもしっかり設定して限られてスペースでの加速と勝負ができたかなと思います。
あとは試合の強度でこのアクセルキャッチが活かされれば良いですね!
■2パスアタック
ここからのドリル2つとボールゲームは「トライを取ること」が明確な目的となります。
その中でこのタカのドリルではトライを取る条件として2パスして下さいね、というルールでしたね。
狙いはボールキャリアを孤立させず、分厚いサポートを意識させるためです。
ボールキャリアに適切なコミュニケーションを取ること。
そしてそのコミュニケーションが届く適切なポジションにフォローすることがキーポイントとなります。
■4 v 3
2回ある攻撃権の中でトライを取りましょうというドリルです。
一発でトライを取れることもあれば、タッチされて2フェーズ目に持ち込むときもあります。
まっさんが皆さんに伝えた「クイックアタック」と「役割を明確にすること」はその2フェーズ目で活かされるキーポイントとなりました。
無理に一発でトライを取ろうとするのではなく、ディフェンスにプレッシャーをかけてじっくり2フェーズ目でトライを狙うとさらに確率が上がりますね。
■ボールゲーム
ラグビースキルを経て行うボールゲームは毎回ドリルでやっているときよりもスピードもあってリアクションも良くコミュニケーションの質も上がります。
ここで発揮する皆さんのパフォーマンスが本当の皆さんのパフォーマンスだと思います。
だからこそボールゲームでの強度がドリルでも発揮出来ればどんな状況でも100%の力を発揮する癖をつけれます。
我々コーチはその導きをしなければ行けませんね。
本日の前橋クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→ペアキャッチ
→ダイナミックストレッチ
2 SAQ
→反応マーカータッチ
3 ラグビースキル
→アクセルキャッチ(みやっきー)
→2パスアタック(タカ)
→4 v 3(まっさん)
4 ボールゲーム&タカトレ
5 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE