第22回W.K.S.Pアカデミー熊谷クラスレポート
アカデミーW.K.S.P アカデミーのコーチを務めます、みやっきーです!
ラグビーワールドカップもいよいよ準決勝と決勝戦(3位決定戦)を残すのみとなりましたね。
全てのアカデミークラスに「どこが優勝しますか?」って質問したところ、ダントツでニュージーランドが多かったですね。
人気なのもありますが、トライを取るオプションがどのチームよりも多くてユニークなところが魅力的なのですかね。
試合中におけるプレーのデータを採取することをスタッツと呼んでいるのですが、ニュージーランドは決して他チームと比べてもずば抜けた数字を持っているわけではありません。
バランスが取れているのもあるのですが、数字に出ないリアクションスピードやポジショニング、全てにおける判断のタイミング、コミュニケーション、サポートのコースなどある意味で誰でもできる当たり前のことがレベルの高い水準で出来るところに彼らの脅威があります。
それは普段の練習から細かいテクニックに気を配り、上手くなるためにコーチと会話して成長を貪欲にしていく姿勢にあります。
練習をただの練習にせず、試合と同じ強度で行うことが重要ですね。
では本日のレポートです。
■SAQ(レポート:まっさん)
今月はジャンプダッシュです。
下に置いてるバーを前後にジャンプしダッシュするシンプルなドリルです。
3週目は片足ジャンプに挑戦です。
ポイントは重心をどこに置くかです。
前傾になりすぎると後ろにジャンプ出来なくなります。
体の真ん中に重心を置き、どんな動きにも対応できるバランス感覚を身につけましょう!
■クイックテンポ(レポート:タカ)
ストレートランとホットパスをより意識してもらうように目安となるマーカー(ディフェンダー)を置きました。
目の前にあるマーカーに向かってまっすぐ走る(ストレートラン)ことと、越える前にパスすること(ホットパス)でハンドリングスキル向上を狙いとしました。
ホットパスはアーリーキャッチと最短パスの組み合わせですが、アーリーキャッチがうまく出来ていないと流れてしまったりホットパスが出来なくなってしまった面がありましたので、ポイントを理解して取り組みましょう。
■クイックアタック(レポート:まっさん)
ポイントは「最短距離」「役割を明確に」とし先週に続き同じドリルを行いました。
なぜクイックアタックをするのか。
ディフェンスが揃わない状況でアタックをする方がチャンスが多いからです。
ただ早く攻撃をするためのドリルではなく、トライに繋げるために早く攻撃を仕掛けるドリルです。
なので、ボールゲームや試合をイメージして取り組むだけで雰囲気がガラッと変わりました^ ^
小中学生共にパスミスはあったものの、自分の役割を明確にするための声が徐々に大きくなりました!
その自信が相手に脅威を与えるチャンスが生まれます!
どんどんチャンスを作り出してトライに結びつけましょう!
■3 v 3(レポート:タカ)
3人(4人)のアタッカーのうちウイングのみ前を向いた状態でスタートしました。
他のアタッカーは後ろを向いた状態でスタートしました。
この時点ではウイングがどこにスペースがあるか分かる状態ですので、その情報を仲間に伝えることを狙いとしました。
アタッカー全員がどこに攻めるか意思統一でしたら連携もきちんとできます!
■ボールゲーム
グラウンドコンディションが悪かったのですが、雨も上がっていたためボールはよく動いていた印象でした。
グラバーキックもスペースを見つけて積極的に蹴り、そしてトライに繋がるシーンも多々ありました。
前進するための判断が非常に良かったのと、判断するスピードやタイミングも質が高かったですね!
本日の熊谷クラスの練習メニューです
1 アクティブウォーミングアップ
→グラバーキック
→ダイナミックストレッチ
2 SAQ
→ジャンプダッシュ
3 ラグビースキル
→クイックテンポ
→クイックアタック
→3 v 3/4 v 4
4 ボールゲーム&タカトレ
5 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE