第27回W.K.S.Pアカデミー熊谷クラスレポート
アカデミーW.K.S.Pアカデミーのコーチを務めます、みやっきーです!
「みなさんはなぜラグビーの練習をやっているのですか?」
いきなりこんな質問をされたらどう答えますか??
今週、開幕する予定だったトップリーグやトップチャレンジリーグが延期になり、そして僕が関わっているセコムラガッツが属するトップイーストリーグは来週に開幕を迎えるはずでしたが中止になりました。
理由は新型コロナウイルス感染拡大による影響です。
冒頭の質問に戻りますと、やはり試合に勝つため、もしくは試合に出るために選手は一生懸命練習をしています。
その試合がいきなり目の前から無くなった時、気持ちの変化は大きく揺れ動きます。
トップリーガーのほとんどは「自分にコントロールできないものは仕方がないし、また巡ってくるチャンスのために今自分にできることをやる」と、気持ちを切り替えます。
でも学生スポーツのように最後の年であったり、もしかしたら引退を決めている選手には次がありません。
そうなった場合、同じように「次のチャンス」を待つことはできませんよね。
コントロールできないものに悔いを残すことほど悔しいことはありません。
だからこそたとえ試合ができなくなっても、目標が達成できなくなっても振り返った時に「それでも楽しかったなぁ」と思える競技人生を過ごしてほしいです。
楽しさには色々あると思います。
ラグビーという競技に触れること、仲間と共にプレーすること、毎日の練習で上達を感じること、そして自分で道が切り開けるようになったこと、など。
これらのことをラグビーはたくさん教えてくれます。
W.K.S.Pアカデミーは試合はありません。
でも毎週のように練習ができます。
試合がないのにアカデミーに来てくれる理由がみなさんにはあるはずです。
改めてアカデミーに参加する目的をイメージし、参加する上で協力してくれる家族、一緒にプレーする仲間に感謝をしながら全力でラグビーを楽しむアカデミー生を期待しています。
では本日のレポートです。
■アクティブウォーミングアップ(タカレポート)
切り返しを含むフィットネスメニューです。
ルールの一つとして切り返し線はきちんと跨ぐこととしています。
切り返し線すらタッチしていない、手前の10センチぐらいで切り返したりするのは楽ですが、ルールを守れる自分になれるのでしょうか?
余裕ある時は跨いでるのですが、疲れてくると跨がなくなりがちです。
試合の中に置き換えるとオフサイドラインなど守れず、相手にペナルティを献上するのと同じですね。
疲れてる時でもきちんと自分を律せるように磨いていきましょう!!
■チーム鬼ごっこ
昨年もやったことのあるメニューですので、大半のアカデミー生が感覚的に憶えてくれてました。
ですからこのメニューの目的である「予測」も何となくですができていましたし、さらに目的を理解した後は何となくではなく、意図的に鬼から逃げようという動きが見られましたね。
鬼は鬼でチームで逃げようとする人達に対してどう攻めればどう逃げるのかを予測して追いかけると楽しいですよ。
こちらも何となく追いかけるだけでは疲れる一方でなかなか捕まえることができないかもしれませんね。
■ボールゲーム(まっさんレポート)
今週は、ラストタッチはボールキャリアに2回タッチ(ダブルタッチでもOK)をしなくてはいけないというルールです。
つまり1回タッチをされてもプレーは継続できるということですね。
2回タッチをされるまでにパスをすれば、そのプレイヤーに対しても2回タッチをしなくてはなりません。
また、1回タッチをされているプレイヤーはトライができません。
なので仲間のサポートがとても重要になりますね!
パスがもらえる位置はどこなのか、またどうすればパスをもらえるのかを考えてトライを目指しましょう!
またディフェンスもラストタッチでパスをさせないような工夫も各チームで見られました。
アタック側もディフェンス側も1人でプレーをするより仲間のサポートがあればよりプレーの幅が広がりますよ!
【次回のW.K.S.Pアカデミー熊谷クラス】
日時:2021年1月23日(土)
場所:熊谷スポーツ文化公園内 西第1多目的広場
小学生:14時00分〜15時00分
中学生:15時20分〜16時20分
※時間は施設の利用状況によって変わります。
本日の熊谷クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→ダイナミックストレッチ
→SAQリレー
2 チーム鬼ごっこ
3 ボールゲーム&タカトレ
4 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE