第19回W.K.S.Pアカデミー熊谷クラスレポート
アカデミーW.K.S.P アカデミーのコーチを務めます、みやっきーです!
大型で非常に強烈な台風19号が週末にやってきます。
これにより、12日土曜日に予定していたラグビーワールドカップの2試合が中止という判断になり、13日の日本代表対スコットランド戦を含む4試合に関しましては当日決定されるとのことですね。
今回の中止および検討に関しましては、様々な意見がありますが「ウェルフェア」という軸がラグビー界にはあるからこそブレずに判断できたものだと思います。
ウェルフェアとは、ラグビーにおいてプレーヤーやそこに関わる人の幸せ、安全、安心、健康などを何よりも優先するという考えです。
今回、苦渋の判断をされたワールドラグビーおよび組織委員会の皆様の勇気ある決断に頭が下がります。
軽々しく決定されたものではないということだけでも世間の皆さんには理解してもらえると嬉しいですね。
「スポーツは怪我が付き物」という考えは今も風潮としてありますが、その言葉に甘えている指導者が少なからずいることも事実です。
怪我が付き物という前に、怪我に対する準備や取り組みや予防、もしも起きた際の迅速な応急処置や対応を学ぶべき「付き物」として指導者はマインドセットしなけらばいけません。
選手を育てたい、上手くなって欲しいという熱は必ずあるべきものだと思いますが、その前に選手を幸せにすることが優先されなければ指導者として失格だと学びました。
幸せの形はいろいろあるかと思いますが、いずれラグビーを辞めることになっても「ラグビーやってて良かった!」って思ってもらえることが共通するゴールかなと思います。
では本日のレポートです。
■アクティブウォーミングアップ
ボールゲームに導入するスキルの習得という事でグラバーキックの練習をしました。
(時間が押してしまったのでボールゲームは出来ませんでしたが)
キーポイントはボールを水平にして落とす。
そして(足首を伸ばして)甲で蹴る(当てる)でしたね。
上手く蹴れない人はどれかのポイントがズレていたり意識出来ていなかったりですので、まずは基本的なポイントを押さえて応用を効かせて行きましょう。
■タックルテクニック
立った状態からの素早いダウンスピードをメインに、3点密着がきっちり出来るかをチェックしました。
現在、日本各地で行われているラグビーワールドカップのルールにおいて最も厳しいのがタックルシチュエーションです。
ハイタックルやノーバインドなどスローにして検証し、判断しております。
激しいプレーを代表するタックルが正当にかつ安全に出来ているかと言うことです。
それも自分にではなく相手にとってです。
正しいスキルを身につけてインパクトのあるタックルを目指して欲しいと思います。
■ハンドリングスキル
1学期にやったHot passやストレートラン、そして早くセットして展開することをドリルの中のワードとしてありましたね。
でもみんなに足りないというか当たり前のようにやって欲しいのが仲間とコミュニケーションを取り合うことです。
このコミュニケーションスキルは「日本人における」と、断定しても良いくらい苦手なスキルですね。
原因は根深いところにあると思うのですが、「国民性」という簡単な言葉で片付けるのは安易ですので引き続き自然とコミュニケーションを取れる方法を考えていきます。
でも皆さんも協力してね。笑
■3 v 3
どこかに必ずスペースがある3 v 3です。
このドリルもなかなかゲーム強度(スピードやリアクション、コミュニケーション、スタートの準備など)で行えませんでした。
改めて言いたいのがドリルはボールゲームや試合に繋げたい一コマです。
ドリルを一生懸命に行うと言うことは試合を一生懸命に行うことと一緒です。
もっと繋がりを感じられるようなアプローチを心掛けていきます。
■ボールゲーム
時間が押したので実施せず。
明日たくさんやりましょう!
本日の熊谷クラスの練習メニューです
1 アクティブウォーミングアップ
→グラバーキック
→ダイナミックストレッチ
2 SAQ
→ジャンプダッシュ
3 ラグビースキル
→ハンドリングスキル
→3 v 3
4 タックルテクニック
5 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE