第32回W.K.S.Pアカデミー太田クラスレポート
アカデミーW.K.S.P アカデミーのコーチを務めます、みやっきーです!
今週の火曜日と木曜日、金曜日に館林市にあります美園小学校さんへタグラグビー教室をやらせてもらってます。
体力向上指定校のようでして、昨年もタグラグビーをやった経験があるため1クラス1コマですがゲームを中心に行いました。
ガチガチのルールでゲームを行うと、ルールを覚えることで時間が過ぎてしまいます。
なので児童のレベルや楽しんでもらいたい期待をルールに反映しております。
例えば今回であれば前パス(スローフォワード)のルールは採用しますがノックオンは採用しないとか、ディフェンスのオフサイドはルールとして説明はしないけどレフリーをしながらそれとなくオフサイドを意識してもらうように交通整理をするなどなるべく児童にプレーをする機会を与える工夫をしてます。
それだけでもやっていくうちにゲームとして成立していくんですよね。
それはルールの前提に攻撃の原則である「前進」を強調して説明したり原則に則ったドリルを1個挟んでるおかげです。
改めてラグビーというスポーツは難しいようで原則がどれだけ理解できて、また原則から指導やプレーを紐解くことが重要であるかを再認識できます。
さらにタグラグビーでもっと理解を深める方法は、「目的(得点)のある鬼ごっこだよ」というワードです。
鬼ごっこ=相手(ディフェンス)から逃げる、だけども目的は前にあるから前進しながら交わして鬼ごっこをするという意味ですね。
ただし、チーム戦なので一人で鬼ごっこをするのではなく、パスも用いて行うところに深みというかタグラグビーの魅力があるというのはゲームを重ねるうちに体感として理解していきます。
アカデミーでも一緒でして、攻撃の目的と防御の目的を全員バッチリと答えることのできる皆さんですから、この原則に則って自分のプレースタイルを磨く、また新たに探すことをアカデミーでチャレンジしてみましょう。
さて、本日のレポートです。
■ビジョン鬼ごっこ
予測と反応をキーポイントに、どうすればこうなるというイメージがある中でプレーしてもらうと非常に動きが機敏になって、どういう意図で動いているのかなというのが見えてきました。
ラグビーは予測と反応を繰り返すスポーツですから、視野を広げるこのドリルは遊び心もあって良いドリルだと思います。
■クリエイトスペース
キーポイントであるスペースにアタックとサポートについて。
スペースにアタックするというのはすなわちディフェンスがいない場所ですね。
サポートというのはボールキャリアがスペースにアタックし、ディフェンスが引き付けられた場合に新しいスペースでボールをどうもらうのかという意図がタカにはあったと思います。
みんなイメージは共有できてましたが、実際プレーしてみると、事前に打ち合わせたことをやっているだけの人が多かったです。
それだと目的が打ち合わせたことをやるということになり、トライを取るという目的が変わってしまいます。
これを修正するのはコーチの役目ですので、今日はちょっと介入しました。
■引き算アタック
前進と継続がキーポイントなのですが、このドリルも予測と反応が必要とされます。
アタックもディフェンスもスペースを取る、奪うためには何をすれば良いのかという予測と、開いたスペースに対する反応が大切です。
ブレイクダウン3秒ルールを採用して、それらは獲得できたかなという印象でした。
■ボールゲーム
高い運動量の中、たくさんボールが動いていたゲームになりました。
グラバーキックもありなので、360度ボールが動きます。
となるとディフェンスもポジションが動きますので、アタックにとってはスペースを探すことが重要で、そこにどうやってボールを運ぶのかを仲間とリンクしてトライを取る喜びを感じて下さい。
本日の太田クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→じゃんけんすごろく
→ダイナミックストレッチ
2 SAQ
→ジャンプ反応ダッシュ
3 ラグビースキル
→ビジョン鬼ごっこ
→クリエイトスペース
→引き算アタック
5 ボールゲーム
6 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE