第34回W.K.S.Pアカデミー(太田クラス)レポート
アカデミーW.K.S.Pアカデミーのメインコーチを務めます、みやっきーです!
29日に日本選手権決勝(サントリー戦)を控えるパナソニック ワイルドナイツのグラウンドは、中休みのオフだったために静寂が漂っていましたね。
少しでもパワーを送れるようにと、アカデミー生達も寒空の下、元気に本日も頑張ってくれました!
本日は小・中学生共に、ボールゲーム前に行ったタックルテクニックで間合いの詰め方、その前の準備の意識を高めて行ったおかげか、ボールゲームの序盤は思うようなアタックがうまくいきませんでしたね。
決してアタックのレベルが落ちたわけではないのですが、個人のディフェンスの意識がアタック側にプレッシャーをかけていたのですね。
ただそこからアタック側はどうすればそのディフェンスを突破できるのかを考えました。
小学生クラスはスペースを狭くして行ったので、ボールキャリアの捕まり方にフォーカスを当てました。
スペースを殺すようなコースや、ディフェンスに時間を与えるようなスピードではなかなか突破できないので、限られた攻撃権の中でボールキャリアは勢いをつけてラックを作りに行く攻撃を仕掛けると、ディフェンスが後手後手になって狭いスペースでもスペースを作り出すことができました。
そしてそのできたスペースに対して、ボールを運んでトライが生まれるようになりましたね!
また中学生クラスはそれぞれのチームで話し合って、ボールゲームを行いました。
するとあるチームがポイントの近場を何度か攻め、ディフェンスを真ん中に集めて外にできたスペースにボールを運んでトライを取るシーンを何度も見せてくれました。
小学生クラスではコーチがアドバイスをしていたことを、自分たちで考えて形にして結果に出したというわけです。
つまりは単純かもしれませんが、自分たちで戦術を考えたということですね。
ラグビーに対する理解度がグンと上がったと思った瞬間で嬉しかったです。
そんなアタックを仕掛けると、ディフェンスも慣れてきて近場を固めるようになりました。
こういう互いのやり合いが成長させるんだなと、ワクワクしながら見ることができました。
今までは個人的に理解して個人でなんとかしようとしていたため、結局ボールゲームという組織での練習でうまくいかないケースが多々あったのですが、個人で気づいたことをチームで共有できるようになったことが嬉しいです。
初回から継続して言い続けてきた「考えながらプレーをしてコミュニケーションをとる」ことが表れてきましたね!
残り数回ですが、さらに成長できるように頑張りましょう!
本日の太田クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→膝タッチボクシング
→ミラードリル
→ダイナミックストレッチ
2 SAQ
3 レスリング
→押さえ込み
→膝付きレスリング
→ジャッカルファイト
4 タックルテクニック
5 ボールゲーム&体幹トレーニング
6 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE