第16回W.K.S.Pアカデミー(前橋クラス)レポート
アカデミーW.K.S.Pアカデミーのメインコーチを務めます、みやっきーです!
本日から前橋クラスも夏休み明けの再開を致しました。
台風の影響で小学生クラスが始まる頃には晴れていた空がみるみる曇っていき、1時間が経過した頃、遠くの空で光と音を同時に感じて次第に雷雨となってきました。
決して近い場所での雷ではなかったのですが、安全第一ということで室内に避難をして万が一の事態を未然に防ぐ手段を選びました。
それなので小学生のアカデミー生のみんなは少し物足りない時間だったかもしれませんが、室内でグループワークをしたことがその後に行ったボールゲームやこれからチームでも想定外のことが起きた時に冷静に対処できる経験ができたとポジティブに感じております。
そして続く中学生クラスの時には雨はまだ降っていたものの、雷は落ち着いていたので時間を目一杯に使うことができましたね。
それぞれが夏の厳しい合宿や練習を乗り越えての再開だったので、一段とプレー面で成長している印象を受けました。
一つ一つのプレーの精度が上がっていたり、ダイナミックな動きが身についているなど、夏休み前よりも迫力ある練習になっていましたね。
最初から最後まで比較的集中力の高い練習ができました。
本日の練習では「スペースに前進」というテーマを設定しました。
先週の太田クラスに引き続き、ラグビーではボールを持って前に進むことしか前進する術がありません。
それなのでシンプルに1 v 1に勝つことが前進するための近道です。
では1 v 1に勝つというのはどういうことなのか。
完全にディフェンスを抜き去ってトライができれば解りやすい勝敗のつき方になりますが、そう簡単にはディフェンスを突破することはできません。
それなので捕まってもいいからどういう捕まり方をしたのか、また捕まる瞬間の動きはどうだったのかということを意識して1 v 1の勝負をしてもらいました。
相手に捕まる(タックルされる)瞬間、スピードを加速させるか減速させるかで倒れ方の状況が変わってきます。
加速すれば勢いを持って前進しながら倒れることができるし、もしかしたら加速することで相手のタックルを振りほどくことができます。
逆に減速すれば相手の勢いに圧倒されて仰向けに倒されたり、自分ではコントロールできない状態でラックを作らなければいけません。
では加速するためには相手のどこを狙うのか。
それがスペースです。
フィジカル勝負で真正面にあたって吹っ飛ばすのは気持ちいいでしょうが、体が持たないしスマートではありません。
また真正面に当たるということは少なからず減速をしてしまう可能性も出てきます。
それなので強い選手でもちょっと相手の芯をずらすだけで大きなゲインラインを獲得できる可能性が広がります。
つまりはたかだか1 v 1だけど、いかに頭を使って攻略するのか、本質はここにあります。
どうですかみなさん?
久しぶりのアカデミーで感覚は掴めてきましたか?
少しずつでいいので、この日だけはアカデミーモードに切り替えられるよう頑張りましょう!
本日の前橋クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→ミラードリル(1 v 1)
→ミラードリル(ノーマル)
→ダイナミックストレッチ
2 アジリティー&スピード
→ミニハードル&ダッシュ
3 スクエア1 v 1ドリル
4 カラーコーンディシジョンメーキング
5 ボールゲーム&体幹トレーニング
6 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE