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第36回W.K.S.Pアカデミー熊谷クラスレポート

W.K.S.P アカデミーのコーチを務めます、みやっきーです!

 

時々、学校や企業に向けての講演会を務めさせて頂くことがあるのですが、テーマは「ラグビーから学ぶ〇〇」というのがほとんどなんですね。

 

僕としてはとてもありがたいテーマでして、ラグビーに関わらず特にスポーツはその人の人生を豊かにしてくれるものでありたいと願っています。

 

よく耳にするのは「ラグビーに人生の全てを懸ける」や「ラグビーから自分を奪ったら何も残らない」というフレーズです。

 

懸ける思いや尊重する思いは伝わるのですが、やはり根本にあるのはラグビーを通じて人間力を高めてもらいたいこと、そして例えその人からラグビーというものがなくなったとしても人として周りから尊敬される人であってほしいと思います。

 

なのできっかけがラグビーだったら嬉しいな、ってスタンスでお話をしております。

 

そしてラグビーには人を育てるための魅力がたくさん詰まっています。

 

「品位、情熱、結束、規律、尊重」というラグビー憲章の5つのコアバリューを学級目標にしている先生もいらっしゃると伺っています。

 

嬉しいですね!

 

話は本題に。

 

アカデミーはチームスポーツではありません。

 

勝敗を目指す組織でなければ、自分がラグビーのスキルを高めるだけの時間でもありません。

 

ラグビーを通じていろんな仲間とふれあうことの刺激、自分でプレーの選択をする判断力、さらにもっと上手くなるためには?という向上心など、それがラグビー選手でなくても大人になるにつれて身に付けてもらいたい中身の部分です。

 

ですから改めて残り数回となった今、ラグビーをただ楽しむのではなく自分を成長させてくれる最高の教材として積極的に楽しもうとする姿勢を期待しています!

 

 

 

 

さて、本日のレポートです。

 

■スクエアタッチ

 

5m四方の狭いエリアでボールを細かく、かつ縦横無尽に繋いでトライを狙います。

 

360度パスができるのはアタックが有利になるでしょうか??

 

答えはイエスでもありノーでもあります。

 

もしかしたら本日に限ってはノーの比率が高かったかもしれません。

 

でもその感覚、めちゃくちゃ大事です。

 

実際、ラグビーはゴールラインに向かって180度より後ろにしかパスを投げれないので、残り半分の180度はパスをする必要がありません。

 

つまりある程度、限定された方向にパスをしますから360度パスができるルールよりもパスが繋がりやすくなるはずです。

 

と、考えたらラグビーのルールはユニークであり成功率が実は上がるかも?というモチベーションになりませんか?笑笑

 

そういう感覚を身につけて、その後のドリルをより豊かにしてほしいと思います。

 

 

 

■アクセルアタック(レポート:まっさん)

 

ダブルタッチでディフェンスの勝ちとなる先週までのルールで、攻撃権がどちらになるか分からない状況でのスタートに変更しました。

 

どちらかにコーチがランダムにパスをするので、選手はどちらの準備をする必要があります。

 

また反応が早ければ早いほどプレッシャーをかける事ができるので、このドリルにも予測と反応が重要ですね。

 

良い反応ができれば、キーポイントである突破、フォローを意識するだけです。

 

ボールを渡された人は突破する意識が見られディフェンスの裏に抜けるようになってきました。

 

またフォローに行くプレイヤーも裏に顔を出す感覚も掴めてきているのでナイストライがたくさんありました!

 

しかしボールキャリアとフォローとの間にディフェンスがいてパスが繋がらないシーンも見られましたね。

 

スペースを探すのはボールキャリアだけではなく、フォローするプレイヤーも同じです。

 

手繋ぎ鬼やスクエアタッチ同様、鬼にタッチされないスペースをフォローするプレイヤーも見つける事ができればもっとパスは繋がります。

 

パスが繋がればあとは前進あるのみ!

 

トライを目指しましょう^ ^

 

■ハンドリング4 v 3(レポート:タカ)

 

小学生は3 v 2、中学生は4 v 3でチャレンジしてもらいました。

 

アタックもディフェンスも内側から順目に移動するイメージでスタートしました。

 

試合でいうとラックからの順目アタックって感じですね。

 

アタックの方が数的有利な状況にありますので、1人ひとりがきちんとストレートラン仕掛ければ突破することができるドリルになっています。

 

順目に移動してのアタックなので、移動する勢いに負けてそのまま流れながらボールをもらったりしてしまう場面がありました。

 

流されないようにボディーコントロールしてストレートランを仕掛けることが出来ればそれだけ効果的なアタックができます。

 

またディフェンスのプレッシャーがある中でのホットパスもポイントになります。

 

ディフェンスは数的不利な状況のため、プレッシャーが厳しくなります。

 

だからこそホットパスが出来たときは一気にトライチャンスが生まれます!

 

キーポイントは「ストレートラン」と「ホットパス」でした。

 

 

 

■ボールゲーム

 

ルールの理解も高く、アタックはトライを取るために、そしてディフェンスはボールを獲得するためにプレーする熱がひしひしと伝わってきました。

 

しかし熱があれば全てが思い通りいくというわけではありません。

 

残念ながら。

 

そしてうまくいかないことの方が多くなると現れる変化の一つがが仲間への命令口調です。

 

『パスしろよ!』『前に行け!』と言った類の言葉です。

 

懸命にプレーしようとする意思や熱は尊重しますが、言い方や口調は許容できません。

 

なぜならば言われてる側にもパスができない理由や前に行けない理由があるはずですから。

 

それを一方的な言い方になってしまうとコミュニケーションが崩壊される恐れがあります。

 

また、上と下の立場を作る可能性もあると思います。

 

アカデミーで学んで欲しいのは冒頭でも述べましたが、人として成長する事です。

 

『パスしろよ!』ではなく、終わってから『あの時パスは出来なかったかな?』という言い方に変えるだけで自然に回答が返ってくるコミュニケーションが成立します。

 

そんなみなさんの姿を見て、我々コーチも一方的な言い方になってないかを振り返って成長していきますね。

 

 

 

 

 

本日の熊谷クラスの練習メニューです。

 

1 アクティブウォーミングアップ

→手つなぎ鬼

→ダイナミックストレッチ

2 SAQ

→反応ダッシュ

3 ラグビースキル

→スクエアタッチ

→アクセルアタック

→ハンドリング4 v 3

4 ボールゲーム&立正トレ

5 振り返りの時間

 

W.K.S.P

Takashi MIYAKE

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