第21回W.K.S.Pアカデミー熊谷クラスレポート
アカデミーW.K.S.Pアカデミーのコーチを務めます、まっさんです!
今日の午前中は、群馬県は館林市にあります保育園に伺い、年長さんを対象としたラグビー教室を行ってきました!
めちゃくちゃ良い天気だったので、園児たちも青空の下で元気いっぱいボールを持って走ったりパスをしたりと楽しんでくれました(^^)
我々W.K.S.Pはアカデミー以外にも、各小学校や幼稚園、保育園でのラグビー普及活動をしております。
ラグビーのルールやパススキルを教えに行くのではなく、「思いやり」や「協力」する気持ちをラグビーを通して育んでもらいたいという気持ちを込めて毎回活動しております。
パス1つにしても、パスを投げる側だけではパスは成立しません。
必ずパスを受ける側がいてパスができますね!
そのパスも強いパスや早いだけのパスではキャッチすることは難しく、思いやりの気持ちを込めた優しいパスはどんなパスかな?など園児にも考えてもらいながらも楽しく過ごすことができました(^^)
園児たちの無邪気な笑顔には毎回パワーをもらっております!
アカデミーも同様にラグビーのスキルアップだけでなく、感謝する気持ちであったり、物や道具を大切にする気持ちの面も育んでほしいと思っております。
仲間がいてこそのラグビー、送迎してくれる親御さんがいてこそのアカデミー、そしてスパイクやウェア、水筒などの道具があるから毎回全力でプレーすることができますね!
コーチが毎回のように言っている「水筒は投げないで!」も少しずつ浸透してきました(^^)
アカデミーでいろんなことを経験し、人として大きく成長するみんなを期待しています!!
前置きが長くなりましたが、本日のレポートです。
【小学生クラス】(みやっきーレポート)
■「空いた!」コール
なかなかコミュニケーションが取りにくいこの世代において何を言葉として発して良いのかを限定させてあげることでコミュニケーションというものを理解していきます。
ここではサポートプレーヤーの目の前が空いたら「空いた!」ということを目的にしました。
キーポイントは自分の目の前を見ることと、ストレートランです。
はじめは探り探りでなかなか「空いた!」コールが出なかったのですが、それはディフェンスの動きによって判断しようとしていたからでしたね。
そうではなく、目の前の事実を伝え続けることで局面を変えることが出来ます。
思い切って発する「空いた!」コールはたくさんのチャンスを生み出してくれますよ!
■インゴールバックを狙え!アタック
タカ考案の練習メニューです。
コーチが指定したディフェンスがインゴールまで下がります。
つまり前には1人分のスペースが出来ますね。
アタックはスクラムハーフ役とサポートプレーヤーの2名。
ディフェンスは2人ですがどちらかが下がった瞬間に2 v 1の局面が出来ます。
ポイントはスクラムハーフ役が持ち出してパスをして突破するのですが、その先には下がったディフェンスもいるのでリターンパスというのが必要になります。
なので「ボールを2回触ること」を目的にボールが繋がるサポートの幅と「空いた!」コールをキーポイントとにして頭の中で整理したことをプレーで発揮してもらいました。
キレイなリターンパスがたくさん決まって気持ちよかったです!
■ボールゲーム
今週よりグラバーキックありのルールを採用しました。
ディフェンスもタッチをしたらインゴールバックではなく、その場でダウンアップをしてからプレーに参加しますので、ボールキャリアが仕掛けても大きなギャップを作ることは難しくなりました。
とはいえアタックのテンポを上げたりランニングコースやパスの長短で突破することは可能です。
加えたグラバーキックという立体的な前進の方法を使うことで例えばディフェンスが一枚下がると必然的に平面のディフェンスの幅が広がったり、外にスペースが出来やすくなりますね。
そんなことをチームトークで話せたかな?
作戦会議も楽しんで下さい(^ ^)
【中学生クラス】
■「空いた!」コール
先週に続き「空いた!」とコールをすることを目的としたドリルです。
ボールの行方が気になりボールキャリアを目で追うこともありましたが、キーポイントをおさらいし、「自分の目の前を見る」ことが意識できるようになったので積極的に「空いた!」とコールができていました!
もし早くコールを出しすぎてディフェンスにスペースを埋められたら、ボールキャリアの前にスペースがあるという事なのでそのままランができます。
3v2の状況でも同じように「空いた!」コールからパスが繋がったり、スライドをしたディフェンスを見てボールキャリアがランをしたりと、ナイスアタックがよく見られました!
グッドコミュニケーションですね(^^)
■インゴールバックを狙え!アタック(タカレポート)
目的は「ボールキャリアを孤立させない」ことです。
孤立させない、シンプルなワードですね。
シンプルなのでアカデミー生が理解しやすかったのか、孤立させないために、サポートプレーヤーがボールをもらえる位置にいたり、コミュニケーションを取ることでボールキャリアの判断の手助けしてあげることができましたね。
逆にボールをもらえる位置にいなかったりコミュニケーションがないとボールキャリアは個人プレーに走りやすくなります。
個人プレーがダメだとは言いませんが、サポートプレーヤーとの連携が取れてないと孤立しやすくなります。
みんなでボールを回す意識を持つには、「コミュニケーション」と「ボールをもらう位置」にいること。
当たり前のように聞こえますがすごく大事なことですね。
■ボールゲーム
グラバーキックOKのルールなので、横のスペースに加え縦のスペースを上手く使った攻撃が可能となります。
ディフェンスも1人後ろに下げるなどのアイデアもありましたね!
1人後ろに下がることで出来たスペースにボールを運んだり、キックを警戒し思うように前に出られないディフェンスのギャップを狙ったりとアタックの勢いがありました。
グラバーキックやパスの判断もボールキャリアではなくサポートプレイヤーのコールから繋がったプレーが多かったのは、タカのドリルが活かされていたからですね(^^)
コートを広く使ったゲームが展開されレフリー(まっさん)もたくさん走ることができました(笑)
【次回のW.K.S.Pアカデミー熊谷クラス】
2022年10月28日(金)
場所:立正大学ラグビーグラウンド
時間:小学生クラス/中学生クラス 19時00分〜20時30分
本日の熊谷クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→ダイナミックストレッチ
→アジリティ
2 「空いた!」コール
3 インゴールバックを狙え!アタック
4 ボールゲーム&タカトレ
5 振り返りの時間
W.K.S.P
田仲 一正