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南アフリカ遠征レポート #デフラグビー

私、大塚は7/31-8/6に南アフリカへ行ってきました!

開催国の南アフリカからのお誘いでイングランド、オーストラリア、日本の4チームでセブンズの国際親善試合を行いました。

セブンズの後に南アフリカ、イングランド、オーストラリアの3カ国によるテンズ(10人制)が行われましたが、日本は選手の数と日程の都合上、セブンズのみ参加しました。

〔7/31〕
夕方に日本を出国し、トランジットのシンガポールへ向かいました。その後に南アフリカへ合計18時間、飛行機に揺られて向かいました。

2023年の世界大会時のアルゼンチンではフライト時間が合計36時間でしたので、18時間はとても短く感じました笑

〔8/1〕
朝に南アフリカに到着し、現地の環境に慣れるべく、サファリパークへ向かい、野生のゾウやキリン、シマウマなどを目の当たりにして、日本の動物園とは違うワイルドさが醸し出ていて大興奮でした!

〔8/2〕
前日練習でしたが、練習会場は標高1700mも位置するところでかの日本の菅平よりも高いところなんですね。

1分間ラグビーをしていると30分間運動したかのように息が上がり、肺が焼けるような感覚に襲われました。これが標高の高いところで体を動かすということはどれだけ大変かということをじみじみと感じました。

〔8/3〕
この日は予選と位置付けでの試合でした。初戦にイングランド、オーストラリア、南アフリカと3試合を行いました。
大塚はアシスタントコーチとして帯同し、この日はウォーターボーイやスケジュール進行に分析と目まぐるしく動き回っておりました。

イングランド戦とオーストラリア戦はともに先取トライを取るが、後半に逆転され残念ながら敗戦となりました。

続く南アフリカ戦では前2試合の疲労が足に来たのが、動き出しが鈍くなり、大差つくも、終了間際に日本の新人選手が40m近くを走り抜け、南アフリカに一矢を報いました。

そして同じ日に地元南アフリカの女子選抜チーム(聴)vsイングランド女子デフチームの試合に日本女子デフ選手の小林美晴選手が南アフリカのチームに混じってプレーしました。日本人女子デフ選手が国際試合に出場するのは彼女が史上初です。

〔8/4〕
前日の試合結果を受けて日本は4位扱いとなり、トーナメントの初戦は1位のイングランドとの試合でした。
2023年の世界大会でも前日の試合でもイングランドには最後までわからない展開をしながらも最後に負けることが多かったが、その日は違うところを見せたい日本でした。
しかし序盤に攻守の要である主力選手の怪我により、日本は3位決定戦に回ることになりました。

相手は地元・南アフリカでした。南アフリカラグビー協会の公認キャラクターBOKKYも応援しに駆けつけてきました笑
結果は4位となりましたが、終盤に見せつけたつなぐラグビーで最後にトライを決めました。

このワンシーンはまさに全員が同じ方向を目指し同じビジョンを持って魅せたアタックでした!セイムビジョンですね。

このようなセイムビジョンを常にできるようにトレーニングを積み重ねることが次の国際大会で優勝するための日本の課題ですね。

〔8/5-6〕
南アフリカからシンガポール、そして日本へ帰国しました。
この遠征では、2026年の世界大会に向けての良い経験を積み重ねることが目的でしたので、新人選手の活躍、ベテランの見せ所など収穫の多い遠征で良い通過点になったと私は信じたいです。

今後ともデフラグビーへのご声援、ご支援のほどよろしくお願いいたします。