第31回W.K.S.Pアカデミー熊谷クラスレポート
アカデミーW.K.S.P アカデミーのコーチを務めます、みやっきーです!
本日の熊谷クラスは、またまた中学生に新しい仲間が増えました!
さらに活気溢れるクラスになってきたわけですが、人数がたくさんいるとそれだけたくさんの個性があって、我々コーチは一人一人の特徴やクセやスタイルをできる限り多く、そして平等に理解してアプローチする事を必要とされます。
ですから我々コーチにとってもアカデミー生の存在はそれだけで貴重であり、さらに皆さんの個性を発信してくれる事は我々にとっての学びとなります。
ドリルの説明やプレーの振り返りをする時にもし、理解ができなかった場合は伝える立場であるコーチに責任があるとまず初めに考えます。
自分では理解している事をそのまま伝えても、うまく伝わらない事はよくある事です。
ですから理解できないときはコーチに理解できない事を教えて下さい。
それによって「どう伝えればうまく伝わるのか?」と、考えて学ぶことができます。
もちろんお友達とぺちゃくちゃ話して理解できないのは問題外ですよ!笑
本日の練習は非常にテンポも良く、質も高かったです。
理由は皆さんが理解をしてプレーしていたからです。
評価するのは一つ一つのプレーの精度ではありません。
(それも一つの要因ですが)
アカデミーでは、練習の意図を理解して自分なりにどう表現するのかを一番に見ております。
ワクワクするプレーがたくさん見れることをこれからも期待しておりますね!
さて、本日のレポートです。
■ビジョン鬼ごっこ
このドリルを導入して改めて感じたのは、とにかく楽しそうにプレーしていることでした。
練習の意図を理解した上で楽しんでいたのはとても印象的でした。
また、ルールに関しても仲間同士で伝え合えていたので僕の仕事は一つ減りました。笑
楽しさの中にどうすればさらに良くなるのかという工夫は来週までの宿題にしましょう。
目まぐるしく変わる状況をキャッチして、適切な判断を下す基礎となるドリルだと思いますので、より一層のチャレンジを期待しております。
■クリエイトスペース(レポート:タカ)
アタックもディフェンスも同じ人数、2 v 2の状態でプレーします。
これまでは2 v 1や3 v 2とアタックに有利なドリルが多かったのですが、今回はイーブン(同じ条件)な状態からのスタートでした。
スペースを自ら作れるように動いていくことがポイントになりますが、どう動こうという迷いが見られ、スローなアタックになり、止められてしまうところがありました。
トライまでのイメージが思い浮かばないかもしれませんが、失敗してもいいのでガンガントライをとりに行きましょう!
その過程で、見えてくるものがあると思います!
■引き算アタック(レポート:まっさん)
先週同様のルールで行いました。
アタックは継続することで数的有利な状況を作ることができます。
ディフェンスを減らすことで新しくスペースが増えるためトライチャンスがたくさん生まれますね。
早いテンポでボールを展開しようとするあまりトライラック後のオプションが無くなってませんか?
SHはボールをパスすることが目的になっていませんか?
このドリルの目的はトライを取ることです。
まずは自分がトライを取るために前進できるかを確認する事が重要ですね。
ダブルアクション、SHアタックなどの選択肢を減らさないためにもしっかり前を見て状況を確認してトライを狙いましょう!
とはいえ攻撃のテンポはとても早くなっているのでディフェンスへのプレッシャーになっています!
その攻撃にさらなるオプションを使いどんどんアタックしていこう!
■ボールゲーム
2分間の中でたくさんのボールキャリーとたくさんのパスとたくさんの汗が見れました。
どういうことかというとテンポが速くてインプレー(プレーしている時間)が長いため運動量が上がりました。
キツイ中でもなるべくスキルレベルを落とさないためにはフィットネスも大切なのですが、どんな状態であっても例えばハンズアップするとか、速く起き上がるとかっていうクセを付けることです。
クセってなかなか変えることができないのですが、だったらポジティブなクセをつければお得ですよね。
クセって無意識に起こす行動のパターンですから、アカデミーを活用して無意識に良いクセが付くように意識的にプレーしてみましょう。
本日の熊谷クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→じゃんけんすごろく
→ダイナミックストレッチ
2 SAQ
→ジャンプ反応ダッシュ
3 ラグビースキル
→ビジョン鬼ごっこ
→クリエイトスペース
→引き算アタック
5 ボールゲーム
6 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE