第19回W.K.S.Pアカデミー前橋クラスレポート
アカデミーW.K.S.Pアカデミーのコーチを務めます、みやっきーです!
10月11日(日)群馬県中学生大会が敷島県営サッカー・ラグビー場で行われました。
フルスペックの大会には及ばず、参加チームも2チームではありましたが群馬県内で大会が開催されたことは素晴らしく、そして待ちに待ったリスタートとなりました。
大会を開催されるにあたっては県協会をはじめとする運営サイドのご尽力に加えて、参加チーム関係各位の最大限の準備と想いが込められたものが形となり、選手達が存分に芝生の上を走り回ったことが想像できます。
中学1年生にとっては中学生になって初めての大会だけでなく、3月に同じ場所で行われるはずだったカインズカップが中止となり悔しい思いをした分、感慨深いものがあったのではないでしょうか。
コロナ禍において暗闇の中のトンネルとまでは言わないまでも、いつ光が差すかもわからない中でラグビーに関わり続けることは非常に難しかったと思います。
しかしどんな形でも良いから関わり続けることが光を見つける一歩になったことは今回の大会が証明してくれたと思いますし、その一歩は皆さんの努力であるということを自信にしてまた次の一歩を踏み出して群馬ラグビーの力に変えていくことを期待しています。
そこには我々のW.K.S.Pアカデミーも大きな役割と責任を全うする存在として輝き続けるよう、みんなで頑張りましょうね!
さて本日のレポートです。
■L字グラバーキック
先週に比べてグラバーキックを転がすスペースと、ターゲットとなるトライゾーンのスペースを広げました。
それによってアカデミー生の意識に余裕が生まれたのでグラバーキックの質が上がったと思います。
改めてスキルやテクニックを細かく指導するのももちろん重要なのですが、スペースやタイミングなどを変化させるだけでもプレーの質を上げたり、そしてあえて下げたりとコントロール出来ることを再認識出来ました。
先週は雨の中のグラバーキックだったので濡れた地面だとうまくボールが跳ねませんが、本日は晴れたのでラグビーボール特有のバウンドを楽しめたでしょう。
キャッチするサポートプレーヤーも跳ねるか跳ねないかの緊張感を楽しんでくれたと思います。
■ナイスパス!アタック
まっさん考案のメニューです。
先週から少しルールを変更して、ディフェンスはまっすぐ下がっていたのを本日はコーチが指定したマーカーをタッチしてからディフェンスのスタートとしました。
ディフェンスに変化を加えるだけでスペースが毎回変わるので、アタックはそこを攻めることはもちろんなのですが、ディフェンス側もリアクション次第で止めれることを経験してくれたと思います。
■サポートアタック
タカ考案のメニューです。
2種類のカラーマーカーを使って分岐点とトライのポイントをタカがランダムに指定し、そこに反応して3チームでレースをしました。
分岐点ではボールを置いて2人目がボールを捌いて3人目がトライを取るのですが、最短距離、そして効率良くボールを運ぶことがレースに勝つ鍵となり、それに伴う正確なスキルが求められますがやはりレースである以上、焦ってしまって効率悪く、かつエラーが起きることもたまにありました。
細かいコーチングも大切ですが回数を重ねるとアカデミー生達でコントロールしたり工夫をしだすので、シンプルなものに対してはあまりコーチが口を出さない方が良い場合もありますね。
そういう意味ではたくさんトライアンドエラーを重ねてレースを楽しんでました。
■ボールゲーム
本日はいつものボールゲームルールに加えてパスアウトのみの2番目の選手にランもありのオプションを与えました。
2番目の選手もボールキャリアになるということは、ディフェンスはラックサイドのスペースを埋める必要があります。
そうなると新しくどこにスペースができるでしょうか。
さらにグラバーキックもありなのでアタックは立体的にスペースを活用すること、ディフェンスは立体的なスペースをどうカバーするのか。
この駆け引きを楽しめるレベルになると良いですね。
【次回のW.K.S.Pアカデミー前橋クラス】
日時:2020年10月21日(水)
場所:前橋市営ラグビー場
小学生:17時10分〜18時30分
中学生:18時50分~20時10分
本日の前橋クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→手つなぎ鬼
→ダイナミックストレッチ
2 L字グラバーキック
3 ナイスパス!アタック
4 サポートパスアタックレース
5 ボールゲーム&タカトレ
6 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE