第28回W.K.S.Pアカデミー前橋クラスレポート
アカデミーW.K.S.P アカデミーのコーチを務めます、みやっきーです!
昨日は太田市の市民会館でパナソニック ワイルドナイツの日本代表6名(堀江選手、稲垣選手、ヴァル選手、福岡選手、坂手選手、松田選手)に太田市より特別市民栄誉賞が贈られ、記念トークショーも行われました。
会場は1,500人のファンの方で埋め尽くされて、音楽と共に後方からステージに向かって登場する6名の選手たちはとてもカッコよくって輝いてました!
ステージに上がっても一言一言に重みや笑いがあって、あっという間の1時間となりました。
彼らが輝いて見えるのは、それなりの立場で身なりを整えてるからではありません。
誰に何を評価されようとも、ただただラグビーが大好きで自分やラグビーに関わる人達に少しでも勇気を与えて応援してもらえるよう努力をしてきたプロセスにこそ輝きが放たれていると思います。
勝負の世界なので勝つこともあれば負けることもあります。
勝てば輝き、負ければ輝きを失うという単純なものではありません。
極限まで追い込んで追い込んでさらに追い込んで努力する姿勢が1プレーに現れて、それを見る我々が感動を覚えます。
つまり練習はウソをつきません。
自分がやってきたことは必ず大事な局面で顔を出します。
だからこそ、アカデミー生の皆さんも今持てる力を全力で発揮して欲しいと願いますし、その中で全力で楽しんで欲しいと願います。
さて、本日のレポートです。
■こおり鬼
寒い日にぴったりのこおり鬼です。
寒いと氷をひっかけてるわけではありません。笑
逃げる方も鬼もすごく動きのあるゲームですし、逃げながら捕まった人を見つける視野を養え、捕まった人は捕まったことをアピールすることを学べます。
さらに「スキップで」と、動きに条件をつけることで強度の設定が出来ますので練習の導入にぴったりです。
■アクセルキャッチ
今週で3回目となりますので、さらにディフェンスとサポートプレーヤーが1 v 1を意識できるように設定しました。
最初のボールキャリアはしっかりとタップキックをしてからパスをします。
意外と盲点なのがこのタップキックです。
僕も昔そうだったのですが、タップキックは教わるというよりも見て学ぶ事が多かった印象でした。
しかもSH役の人が行うという今思えば不思議な暗黙のルールみたいなのがありましたね。笑
だから実際の試合でタップキックするのは緊張しましたが、練習のうちからタップキックスタートを取り入れると誰でも試合で使えるようになります。
■2パスアタック
先週と違ったのはコーチがパスを出す場所でした。
Go!の合図で振り返った瞬間にパスがランダムに飛んできて、なおかつ瞬時に開いているスペースを見つけて攻めなければならないためチャレンジングな内容になりました。
そしてその瞬間、ボールを持つ役割とサポートする役割の人それぞれが同じゴールに向かってそれぞれの役割にできることをやるので、いろんな要素がその一瞬で求められました。
■4 v 4
先週の4 v 3からディフェンスを増やしましたが、ディフェンスはタッチしたらインゴールへ帰り、残った3人のうち2人(ラックに近い2人)はダウンアップしてからプレーに参加という条件でした。
ここでアタック側に求められるのは、瞬間的に機能しないディフェンスが3人になるのでどこにスペースがあってそれがチャンスになるのかを理解し、なるべく早くボールリサイクル(クイックアタック)を行う意識がキーポイントとなりましたね。
■ボールゲーム
本日は小中学生ともにスピード感のある攻防がボールゲームで発揮されて見応えありました。
時折、焦ってイージーなミスがあったり雑なパスを投げたりと修正するのに時間がかかることもありましたが、ゲームを重ねるうちにゲームの本質を理解して勢いのあるボールキャリアと継続の意識が高いサポートプレーヤーが現れました。
また本日は風が強かったのですが、それまでやったドリルで経験してるのでボールゲームでは風に悪影響を受けるようなエラーはほとんどありませんでした。
来週は2学期最後のアカデミーです。
みなさんが笑顔で来てくれることを期待してます!
本日の前橋クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→こおり鬼
→ダイナミックストレッチ
2 SAQ
→反応マーカータッチ
3 ラグビースキル
→アクセルキャッチ(みやっきー)
→2パスアタック(タカ)
→4 v 4(まっさん)
4 ボールゲーム&タカトレ
5 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE