第27回W.K.S.Pアカデミー太田クラスレポート
アカデミーW.K.S.P アカデミーのコーチを務めます、みやっきーです!
少し時間が経ちましたが、今年の流行語大賞に『One team』が選ばれましたね。
他のスポーツや分野でもよく使われていたのかは知りませんが、ラグビー界ではいろんなチームでこの言葉をよく聞きます。
RWC2019の日本代表をイメージするOne teamは、本当に多くの時間を選手やスタッフ、関係者が日本代表のために費やしてラグビー以外での様々な取り組みや活動をしてきたからこそ実現したOne teamでした。
特に外国籍を持つ選手や、いろんな文化やバックグラウンドを持つ選手が集まる日本代表にとって、何を核にすることが大事なのかを深掘りされたと思います。
もちろん日本にゆかりのある文化や歴史、わかりやすく言えば『君が代』を知り全員が意味を知って歌うことがOne teamに凝縮されていたと思います。
しかし外国籍を持つ選手にもそれぞれの文化や歴史があるわけですから、その辺りもちゃんと尊重されていたのだと思います。
個人を尊重してチームを愛していくプロセスが相当な時間と作業だったからこそ多くの人を感動させるOne teamが出来上がったと思います。
だから簡単にOne teamというフレーズを使わないで、という訳でもありません。
そんな日本代表の様になりたい、なれる様に頑張る、と言ったモチベーションのフレーズとして僕はどんどん活用して欲しいと思います。
W.K.S.Pアカデミーはチーム活動ではありませんが、90分という時間を共に過ごす一つのチームであることには変わりありません。
これからもみんながみんなを高め合える様な組織でありたいと思います。
さて、本日のレポートです。
■体内時計
これはウォーミングアップで時々やるのですが、2分間を自由に個人でグラウンドの中を動き回るだけです。
しかし2分経ったことは伝えず、自分が2分だと思ったらコーチの周りに来て座ります。
アカデミー生の体内時計がどんな感じかをアップを兼ねて楽しく動き回り、さらに集中力も高める狙いもあります。
結構な確率でピッタリがいるので驚きます!
■アクセルキャッチ
加速してボールをもらうことのメリットを何よりも「前進する」ことであると理解を深めて臨んでもらいました。
ボールのもらうタイミングと体の向きが大切であることからタメを作るためにスタートを我慢することと、ボールをもらってから様々なプレーに転換できるようになるべく身体を真正面にしてもらうことをキーポイントとしました。
そしてディフェンスがカバーに来るコースに配置すると、さらに加速してボールをもらう意識が高まります。
たまにディフェンスの圧力にやられて減速してしまったり、押し出される様に流れたりする人もいましたが、十分な前進が獲得できていれば勢いそのままに捕まってしまっても大丈夫です。
圧力に負けてタッチラインに出てしまったら相手ボールになりますし、減速してしまったら逆に勢いあるタックルを見舞われてしまいますからね。
■2パスアタック
タカの担当するドリルでした。
中学生は勢いあるアタックが出来ましたが、小学生は難しく考えすぎたのか、はたまた理解が浅かったのかは分かりませんが勢いがなくキレイにプレーしようとし過ぎてミスが多かったイメージでした。
■4 v 3
アタック有利のミニボールゲームをまっさんが担当してくれました。
アタックに勢いがある時はトライが生まれやすく、逆にアタックに勢いがない時はトライから遠ざかる傾向にあったので、勢いとトライの関連性は高いことを伝えていければ良かったです。
■ボールゲーム
起点からトライまでの間に2パス以上しなければならいという条件を採用したボールゲームを行いました。
つまりボールキャリアが非常に優秀でも、パスを2回してなければトライが出来ないということからサポートプレーヤーの質がとても大事にということがわかります。
もちろん本当のゲームにはこんな縛りはないので窮屈な場面も少なからずあった様ですが、ボールキャリアはサポートプレーヤーを探す癖を、サポートプレーヤーは自分の存在を強くアピールする練習になりました。
本日の太田クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→体内時計(2分)
→ダイナミックストレッチ
2 SAQ
→反応マーカータッチ
3 ラグビースキル
→アクセルキャッチ(みやっきー)
→2パスアタック(タカ)
→4 v 3(まっさん)
4 ボールゲーム&タカトレ
5 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE