第18回W.K.S.Pアカデミー前橋クラスレポート
アカデミー本日の前橋クラスの練習メニューです。
W.K.S.Pアカデミーのコーチを務めます、みやっきーです!
今シーズンの前橋クラスの高崎菊地サッカー・ラグビー場は本日でおしまいです。
そして来週はワールドカップ開催中により、変則的なスケジュールを皆さまのご理解のもとにスケジュールを立てさせて頂きましたのでお休みとなります。
10月2日(水)に前橋市営グラウンドで待ってますね!
ついに今週の金曜日はラグビーワールドカップが始まります!
怒涛の44日間になることは間違い無いですし、アカデミー生には各国の選手達のこの大会に臨むにあたっての想いや責任といったものが一つ一つにプレーに込められていることを感じながら楽しんで欲しいです。
そして日本代表の決勝トーナメント進出に期待を寄せましょう!
アカデミーでもワールドカップ関連の話で盛り上がることも楽しみにしています。
さて、本日のレポートです。
■アクティブウォーミングアップ
今月まっさんのSAQで取り組んでいる「反応マーカータッチ」は、ラグビーのあらゆる局面で必要となるスキルです。
相手を抜くとき止めるとき、落ちたボールや蹴られたボールなど様々な反応動作で必ず活かされます。
素早く反応するためにはスピードのコントロールや姿勢が重要になってくると思います。
反応が出来たらあとはゴールまで走りきりましょう。
■タックルテクニック
本日は「3点(頬、肩、腕)の密着」と「加速」をキーポイントにして行いました。
ヒットシールドキャッチを膝立ちではなく、走りながら投げられたヒットシールドをキャッチするのですが、その際に上記2つのキーポイントが意識されてるかを確認しました。
加速してキャッチが出来ればタックルに勢いを与えます。
それに加えて3点密着していれば外されることもありません。
これもグッドイメージを持ってもらうことを目的に行いましたが、やはり反応して加速&3点密着キャッチはグンと難易度が上がるようです。
そこで活かされるのはSAQですね。
スピードをコントロールするのがコツですよ。
■間合い2 v 1
適切な間合いというものを「接近」という言葉に置き換えてみました。
接近することでディフェンスをコミットでき、サポートしている味方をパスで活かすことが出来ます。
ただし接近するのかされるのかでの状況を見極める必要があり、これはコーチが指定したディフェンスのポジションによって異なりますから素早く前を見るというキーポイントも忘れてはいけませんね。
■カウンターアタック
本日はアタックを3人、ディフェンスを2人にして行いました。
互いに1人増えたことによりオプションも判断も増えましたが、同時にディフェンスから受けるプレッシャーも1人分ですが増えました。
それによりアタック側に迷いが生じたり判断が出来ず単発なアタックになるケースもありました。
「前を見ること」と「素早く戻ること」がまっさんから挙げられたキーポイントですが、ボールキャリアとサポートプレーヤーという役割を理解してキーポイントを考える必要がありました。
役割の理解がまずは重要で、役割によって前を見る状況や判断が異なりますから見た情報を伝える必要性もありましたね。
■ボールゲーム
フェーズの中で1回だけ前パスありのルールに加えてボールキャリアがタッチされてトライラックから3秒以内にパスアウトをするルールを採用しました。
タカとまっさんのドリルで学んだことをなるべく早く判断するための3秒ルールです。
前パスが出来るということから、アタックのサポートプレーヤーの移動範囲も360度になるため、立体的な攻撃が出来ます。
つまりディフェンスも平面ではなく立体的になるため至るところにギャップを作ることになります。
そうなるとアタックはスペースにボールを運ぶエリアが増えるので素早く適切な判断が出来れば多くのトライを取ることが出来ます。
その攻略の方法はチームによって違うので、チームトークを大切にしてほしい訳ですね。
ワールドカップでは、ワクワクするプレーが続出しますが必ず15人の判断が正確であればあるほどプランの質の高さを感じると思います。
その辺りに着目して観戦を楽しむのも良いですね。
本日の前橋クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→ペア鬼ごっこ
→ダイナミックストレッチ
2 SAQ
→反応マーカータッチ
3 ラグビースキル
→間合い2 v 1
→カウンターアタック
4 ボールゲーム&タカトレ
5 タックルテクニック
6 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE