第27回W.K.S.Pアカデミー熊谷クラスレポート
アカデミーW.K.S.Pアカデミーのコーチを務めます、みやっきーです!
今週の水曜日から3日間、熊谷ラグビー場にて日本ラグビーフットボール協会公認S級コーチ資格講習会が行われ、僕はエデュケーター(講師)として参加させて頂きました。
20名を超える受講者の皆様は、これまでのコーチングの経験と受講されてきた講習会の全てを活かして臨まれました。
と言いますのもS級は日本最高位の資格だからです。
簡単に資格認定が受けれるわけではないという厳しい講習会であることは間違い無いのですが、それ以上に受講者の皆さんの前向きな学びの姿勢が講習会の質をグッと上げてくださりました。
率直な感想として楽しかったというコメントはなによりも嬉しかったです。
優秀なコーチはプレーヤーを成長させることであります。
成長させるためにはプレーヤーへの様々なアプローチやプロセスを提供する必要があり、それは決してコーチの思いだけで成長するものではありません。
プレーヤーが自発的に成長する行動を起こすキッカケやヒントを与えるのが大切です。
「楽しむ」というのは最も大切なワードです。
プレーヤーもコーチも「楽しむ」こと。
ラグビーは楽しんでなんぼであることを改めて認識し、本日のアカデミー熊谷クラスに向かいました(^ ^)
では、本日のレポートです。
■スペースにボールを運べ!(タカレポート)
最初はアタック3人とディフェンス3人が立っており、コーチが指定したディフェンスの人はそのままディフェンス開始し、他の2人はインゴールバックしてからのディフェンスとなります。
なので3 v 1から3 v 2という流れになります。
いずれにせよスペースは必ずありますので、そこにいかにどのようにボールを運べるか?
ということを課題として取り組んでもらいました!
スペースにボールを運べずにタッチされてしまったり3 v 2の状況を活かせず、2 v 2で終わってしまったり、そういう時はどうしたらスペースにボールを運ぶんでしょうか?
というふうにアカデミー生に問いかけました。
方法は様々にあるので、一つに限らず色々と試してみて、自分なりの答えを持ってほしいと思いながらコーチングをしておりました。
終盤ではみんなアタックスピードを持って攻めトライを量産してましたのでよかったですよ!
来週もまた楽しみにしています!
■ミニボールゲーム(まっさんレポート)
今回のドリルはミニボールゲームです。
アタックは4人、ディフェンスは2人〜4人でコーチが人数を指定します。
タッチをしたプレイヤーはインゴールバック、2回タッチができればディフェンスの勝ちとし、プレーをしてもらいました。
アタックはスペースにボールを運ぶためにたくさんボールを動かしましたね!
結果としてトライに繋がるアタックも見られました。
その反面、ボールを動かすことを意識するあまり、ノックオンやスローフォワードなど自らのミスによって相手ボールになるシーンも見られました。
結末として一番良いのはトライですよね。
では一番避けたい結末は自らのミスによって相手ボールになってしまうことです。
ルールとして、2回タッチをされればディフェンスが勝ち。
ということは1回目のタッチではまだプレーが継続できるということです。
さらに言えばタッチをしたディフェンスはインゴールに戻るので新しいスペースも作り出すことができます。
1回目のタッチ、2回目のタッチでは局面が大きく違います。
このルールを活かすためにもプレーを継続することが大切です!
■ボールゲーム
寒くなってきて地面も露で濡れてるため雨が降って無くてもボールが滑りやすい時期になってきました。
普段の感覚でボールを扱うと落とす可能性もあり、特にボールゲームみたいにプレッシャー下でのプレーではさらにボールを落とすリスクが高まります。
パスを落とさないためには?というキャッチャーの意識も大切ですが、どうすればパスが繋がるのかというパサーの意識も大切ですね。
無理にパスをしないというのも選択肢の一つです。
テンポよくフェーズを重ねてスペースを作り出してスコアに結びつけるイメージも自分なりに描いてみて下さい(^ ^)
【次回のW.K.S.Pアカデミー熊谷クラス】
2021年12月3日(金)
場所:立正大学ラグビー部グラウンド
小・中学生:19時00分~20時30分
本日の熊谷クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→ダイナミックストレッチ
→反応ゲーム
2 スペースにボールを運べ!
3 ミニボールゲーム
4 ボールゲーム&タカトレ
5 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE