第12回W.K.S.Pアカデミー熊谷クラスレポート
アカデミーW.K.S.Pアカデミーのメインコーチを務めます、みやっきーです!
冒頭は昨日のレポートの続きになるのですが、サッカー日本代表が決勝トーナメントに駒を進めましたね!
まずはおめでとうございます!
ただし、ポーランドとの試合は非常にゲームコントロールが難しい試合でしたね。
サッカー評論家でもなければ熱烈に応援をしているわけでもなく、ただただ日本を代表するチームを素直に応援するだけなので、ここでは持論は述べませんが、競技が違えば戦い方もいろいろ工夫できるんだなって感じることができました。
ラグビーの魅力とも言える原則には、ボールの争奪があります。
セットプレーと言われるスクラムやラインアウト、キックオフもそうですね。
いずれも攻撃側と防御側に分かれますが、スクラムでいえばボールを投入した後、防御側はプッシュしてボールを奪うことが許されます。
ラインアウトでは必ず真ん中に投入しなければいけません。
なので攻撃側は少しでも有利性を生かすためにサインを使ったり人数を変動させたり工夫をします。
キックオフも必ず攻撃側は10mラインを超えなければなりません。
そしてセットプレー以外でも、ボールの争奪が起こります。
ボールキャリアがタックルされて倒れたらボールを離さなければなりません。
ブレイクダウンというシチュエーションでは厳格なルールの下にボールの争奪が許されます。
つまり、ボールを保持し続けるのは理屈的にかなり難しいのがラグビーです。
また、ボールを前に投げれないのとオフサイドラインがありますので、攻撃側はボールよりも前に待つことができません。
つまり防御側はサッカーやバスケットボールのように前で待つ攻撃の選手にマークをつく必要がありません。
それなので防御側はキックに備えて後ろで待つ選手を戦術的に配置することはありますが、基本的には1列になってプレッシャーをかけます。
その防御網をかいくぐって抜け出したり突破するのは力が拮抗している相手では簡単なことではありません。
ボールの争奪が魅力のラグビーは、できるだけボールの争奪が起こりやすいルールになっていて、その分、ルールが少し複雑になっていることがラグビーのルールが難しいと言われる所以なのですかね。
さて、アカデミーではボールの争奪で少しでも攻撃側は継続をするためのドリルとしてトライラックというスキルを学んでいます。
本日の熊谷クラスでは、ボールゲームでも概ねトライラックが最初から意識できていてゲームもスムーズに行えましたね。
一発でトライを取ろうとするチャレンジも大切ですが、攻撃のチャンスがたくさんあるのにミスをしたりルールを守らなかったりして攻撃の継続ができないことはとても勿体無いです。
前進しながら攻撃が継続できれば相手を下げることができてトライが近づきます。
それぞれのチームでどうやって前進、継続、プレッシャー、得点に結びつけるのかはその時のチームで考えて欲しいと願います。
運動量も多い中で、考えてプレーができればプレッシャーのかかる試合でも余裕を持って試合ができるので、自分を追い込める時はチャンスだと思って引き続き頑張っていきましょう!
チームトーク!
トライラックのレクチャー
ステップ走
リアクションドリル
さぁ、本日も元気に始めますよ!
本日の熊谷クラスの練習メニューです。
1 アクティブウォーミングアップ
→リアクションゲーム
→ダイナミックストレッチ
2 SAQドリル
→ステップ走
3 トライラックドリル
4 タックルテクニック
5 ボールゲーム&タカトレ
6 振り返りの時間
W.K.S.P
Takashi MIYAKE